三月blog
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トート・タロット

トート・タロット 「死神」のカードを学ぶ

13 Death 「死神」終わりと始まり

〜自分にとって不必要な物の終わり、価値のあるものを得る〜

定着していたものを壊し、新しいものを作り出そうとする数

コントロール、支配という意味もあります

「12」で完成したサイクルを壊すことにより更なる高次元へ行くという意味が込められています

13日の金曜日のように不吉なものとされていたりしますが、古代では復活を象徴する数でもあります

ティファレト〜ネッァク

生命の木ではティファレト(美)からネッァク(勝利)をつなぐパス「ヌーン」が割り当てられます

ヘブライ語 ヌーン

ヘブライ語で「ヌーン」は魚を意味し、数字は「50」が割り当てられています

決まりや規定なども表します

また魚はキリストの象徴で「蘇り」を意味しています

このカードの中心の高さに描かれ、死からの再生は「決まり事」である事を示しているとも捉えられます

蠍座

占星術では蠍座が割り当てられます

蠍は死と再生のシンボルと言われています

変化することで以前の自分を殺し、新しい自分を 生み出すことや、限界を突破するという性質があります

蠍座のキーワードは探究心、霊的、忍耐力、秘密主義などが挙げられます

死神

大鎌を持った死神は不要なものを断ち切っています

エジプト神オシリスの王冠をかぶっていることから死神といっても不吉なものではなく、神秘的な力を持っている事を示しています

「死の踊り」を表していますが怖い事ではなく死者の魂が上方の登りながら別の形に生まれ変わっていく過程を描いています

まず「蠍」が腐敗を表し、善と悪などの二面性を表す事柄を統合し、変化させることを「蛇」が表し、精神的高揚、さらに上の次元に転生する事を「鷲」が表しています

これは錬金術に置いての変化の過程であります

シンボル

死神と大鎌不要なものを断ち切る
王冠神秘的な力
死と再生
青い泡新しい命となるもの
しおれた花腐敗
変容
蘇りのシンボル 高次な魂への転生 フェニックス
ヘブライ語の「ヌーン」を表し蘇り

イメージするヒント

長年愛着を持って営んできたお店があるとします

時代が流れ、流行が変わったり周りの人口が減ってきたり色々な状況が変わってきます

自分自身も変わってきます

そのうち売り上げが落ちてきて厳しいと感じていますが代々続いてお店を潰すわけにはいかないと、がむしゃらに頑張ります

そんな時、体調を崩して入院してしまったとします

辛い状況かもしれませんがなんとかしなくてはいけません

このままではお店を続けて行くことも困難です

そんな時、お見舞いに来た友人がネットで販売したらどうだろうか?とアドバイスをくれました

体調を整え退院した後、お店は閉店しましたが、ネットを活用し販売をはじめ、以前より時間も収入も心の状態も余裕のある生活になりました

という感じです

「〜しなければならない」を手放し、必要な残ったものと新しいものを取り入れ再生していく事を描いています

キーワード

トート・タロットでは基本逆位置は読みませんが周りに出たカードや状況に応じてポジディブにもネガティブにも捉えていきます

一つの物事であってもいろいろな角度からみて捉え方が違うのと一緒です

カードのイメージからご自分でいろいろ考えてみましょう

何かの終わり・決着がつく・断ち切る・壊すことにより再建・変化・復活・すっぱりやめる・断念・手放す・ネガティブの終焉・苦難

終わらせ、新しい道を行く

古い価値観、囚われた考えを捨てる

執着を手放すことが幸運の鍵

去るもの追わず

再生のための苦難

強引に終わらせられる

まとめ

このカードが出ると嫌だなぁと感じる方が多いと思いますが希望の持てるカードだと思います

困難を困難と受け止めるか、困難をチャンスとして受け止めるかは自分次第です

何か参考になれば幸いです