「5」the hierophant 神官 真実の探求
〜高い精神性・寛大な心・高次元のエネルギーの学び・神と人を結ぶ〜
「5」は五感・五体など肉体の感覚などを示し又全体性を表す数になります
五芒星など隠されている叡智など神秘的なことの象徴でもあり人間としてあるべき姿を示す数になります
物質的安定を示す「4」にさらに上も目指す又は外に放つ力を表しています
自ら行動して外の世界に飛び出すエネルギーとも言えます
自由・変化する力・障害・独立・旅立つなどのキーワードになります
コクマー〜ケセド
生命の木ではコクマー(知恵)とケセド(慈悲)のセフィラを繋ぐ「ヴァウ」というパスが割り当てられます
ヘブライ語 ヴァウ
ヘブライ語では「釘」(爪)を意味します
数字は「6」を表します。釘は1つのものと1つのものをつなげる役割があることから統合するという意味合いになります
又天から降りてくる・未来を持ってくる・神の力が地に下るなどの意味もあり博愛や倫理力なども示しています
牡牛座
占星術では牡牛座に割り当てられ漠然としたイメージを五感で認知することをテーマにしています
自分とは一体何者か?という問いが当てはめられます
又見た目は優雅で柔らかいイメージですが内面は硬い意志を持っている星座になります
堅実・感覚的・美的センス・優雅・信条などがキーワードで、1つのことを続ける持久力・古いものに関心がむくという傾向があります
オシリス
エジプト神話の死と復活の神オシリスが描かれています
女司祭や女帝で描かれているイシスの兄であり夫です
元々は穀物豊穣の神でしたが弟神セトにより殺されイシスの秘術のより復活しその後冥界の王となり死後の審判の神とされています
シンボル
9本の釘 | ヘブライ語の釘を意味 |
---|---|
頭上の蛇 | 脱皮することから変容 |
鳩 | 愛 |
雄牛の聖座 | 牡牛座を表す |
三つの輪の尺 | 過去・現在・未来を統合 |
六芒星 | 宇宙の象徴・大宇宙 |
4隅の四聖獣 | 祭壇の守護役 守護の力 |
5弁の薔薇 | 完成と規律 |
夜空の背景 | 神秘性 |
中央にオシリス(過去)、剣を持つ女性はイシス(現在)、小さな五芒星の中の子供は童神ホルス(未来)を示し合わせて3つの永劫を表し神秘的なエネルギーを意味しています
イメージするヒント
神官とそのままでイメージができるかと思いますが聖職者でなくとも高い精神を持ち誰かを導く人となると思います
何故だかこの人に相談聞いてもらいたいなぁと思える人いませんか?
私はそんな人物を想像しました
そんな人はきっといろいろな経験をしてきてその経験から学び行動している人だと思います
同じ経験をしてきても学び生かす人、そこから何も学ばず文句ばかり言っている人とでは雲泥の差が生まれます
どんな経験も積極的にそこから学ぶ姿勢を持ちたいものです
キーワード
トート・タロットでは基本逆位置は読みませんが周りに出たカードや状況に応じてポジディブにもネガティブにも捉えていきます
一つの物事であってもいろいろな角度からみて捉え方が違うのと一緒です
カードのイメージからご自分でいろいろ考えてみましょう
道徳的・経験者の知恵・知識・目上の人・尊敬できる人・慈愛・信念・信頼・視野の広さ・高い精神性・自分を信じる心・規則正しい・知識豊富・専門性・アドバイザー・神秘性・師弟関係・支援・平穏・寛大・不屈の精神・霊感・オカルト的・自己満足・保守的・反抗心・見て見ぬ振り・心の狭さ・力の出し惜しみ・怠慢・計算高い
経験の伴わない知識は役に立たない(百聞は一見に如かず)
自分の本心・潜在意識に逆らわない気持ち
神と人を結びつけるような感覚
自分の発したエネルギーはそのまま自分に帰ってくる
平穏で寛大な心の状態
人徳を身につける
真実を探求する
親切に見せかけ裏がある行為
助けられる力があるのに見て見ぬフリをする
まとめ
皇帝が現実社会のリーダーなら神官は精神的なリーダーです
両方兼ね備えた人物は最強と言えるでしょう
どちらもバランスが大切で過度になると傲慢に傾き易いとも言えるので気をつけたいところです
何か参考になれば幸いです